更新日:2024年5月13日
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報告者:梶田レンジャー
みなさん、はじめまして。新人の梶田です。
この春から財団レンジャーとなりました。以後、よろしくお願いします。
今回は三伏峠へシカ柵設置ポイントの残雪状況を偵察しにパトロールしてきました。
この記録は雪融けとともに実施するシカ柵の立上作業の実施計画に活用されます。
といっても、今年は既にかなり雪が無いのですが・・・
鳥倉林道からスタート。
登山口周辺の唐松林は春色で気持ちが良いですね。
残雪が少ないとはいえ北斜面のトラバースでは沢筋を中心に残っています。
水場も出ていましたが、朝のかたい雪面にはアイゼン&ピッケル装備が必要そうです。
チェーンスパイクだけ、ストックだけの登山者も見受けられましたが、春の南アルプスはまだまだ“雪山”であることに留意して装備を準備していただきたいです。
今年は稜線では雪が少ないなりにある傾向だそうで、三伏峠周辺も残雪がありました。
とはいえシカ柵周辺の残雪はほとんどありません。
GW明けに多少の降雪の可能性の予報ですが早急に立ち上げ&修繕が必要です。
三伏山から本谷山側の北斜面にはまだまだ残雪がありました。
それにしてもこの日は特に塩見岳が本当に綺麗で北アルプス 後立山連峰~同 槍穂高連峰~中央アルプス~南アルプス 甲斐駒ヶ岳~同 聖岳が良く見えていました。
夜は天の川が美しい季節です。
今年はGW限定で営業していただいている三伏峠小屋を利用しました。
天気に恵まれていたこともあって小屋泊もテント泊の方も多くて、幕営指定地はちょっとしたテント村になっていました。
今回、新しい鹿の痕跡は見つかりませんでしたが、残雪の状況的にかなりまずそうです。
帰ったら急いで次回の実施計画を作ります。