2026年8月1日 植生調査@三伏峠

防鹿柵の効果検証

三伏峠には平成19年から防鹿柵を設置しています。この柵の効果を検証するため、柵の内外でどのような植物が成長しているか植生調査を実施しています。

今回はボランティアの方々と一緒に植生調査を行いました。

植生調査にあたっては、農林環境専門職大学の鵜飼准教授からニホンジカの生態についての講義をいただきました。ニホンジカの食害が植生にもたらす影響について講義いただいた後、実際に防鹿柵によって守られている植生を確認しました。

ニホンジカの生態についての講義中

柵の外

ニホンジカの食害によりほぼ草原化しており、バイケイソウのようなニホンジカがあまり好まない種が多く生育していました。

写真奥の柵内にくらべ、柵の外側は草原化している(写真右手前の柵は囲われていない箇所があり、シカが出入り可能)

柵の中

この時期に花期となるミヤマシシウドやタカネグンナイフウロといった植物のお花畑が形成され圧巻の光景でした。

ミヤマシシウド(白)、タカネグンナイフウロ(紫)、カンチコウゾリナ(黄)

ニホンジカによる食害が深刻化する前は、峠全体がこの柵内のような状態だったと思われます。きっと圧巻されるような光景だったことでしょう。現在、柵の外ではトリカブトさえ生息しておらず、ニホンジカの食害の影響の大きさを実感しました。

(トリカブトは花や葉、花粉にまで毒をもちます。)